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税理士試験奮闘記8~11 [税理士試験]

NO8

前回の計画表の解説です。

緑色が理論、薄いブルーは計算問題。 グレーは仕事とその他の私生活。  毎週同じパターンになっていて、これを全部やれば25時間くらいにはなります。

この予定枠のなかに、長くても一週間先まで、短ければ2日分の計画を赤字でやる項目を書き入れるのです。 

もちろん予め予定表が全部埋まっているというわけではありません。 そんなに細かに計画したってどうせその通りには出来ないのですから。

どうしてもやらなくてはいけない項目だけは決めておくのです。 経験的にいって、項目が多く埋まっている時は勉強も快調です。 だってやること、やらなければいけないことが見えていますから。

計画通りに勉強できると青字に代えます。 赤字のままということは出来なかった事を意味しています。 背景色が濃いブルーは見直しです。試験で解答したところの間違った部分だけを取り出して潰していきます。

1日の勉強時間、週単位の勉強時間が右端にあります。 ここでは見えていませんが、随時これまでの累計勉強時間も集計しました。

この表で、だらだらと流されがちな受験生活を、計画性のあるものに出来たと思います。

平成2年に所得税に合格した時も、こんな計画表をつくってきっちりとやっていたのを覚えています。 ただそのころはこんな便利なツールがありませんでしたからノートに書いていったのですけど。

この計画表を埋めて言ってると、こどもが花丸のシールを貰って喜ぶような、なんか達成感が湧いてくるのが不思議です。

(次回につづく)

NO9

平成18年の消費税の勉強時間は合計で295時間でした。 勉強はしたけれども

記録をしなかった時間もあるので、320時間くらいでは無かったかと思います。

当初、計画した270時間という目標はクリアしました。 本当の所を言うと、時

間をクリアすることが目的ではありませんから、到達できた事自体は余り意味が無

いと思います。

それよりも、勉強時間を確保するという動機付けであることの方が大きかったです

。 「先週やれなかった分今週頑張らなくっちゃ」とか「今週の仕事の予定が厳し

いので、この時間だけは勉強しよう」とか。

勉強時間は人それぞれでしょうが、私の場合新しい理論を覚えるのに大体3時間を

要します。 昔はこんなでは無かったと思いつつ、中高年の悲哀を味わうことになってしまいます。

理論マスターを眺めて、該当する条文を引き何回か繰り返し声を出して読んだり、これでやっと頭の片隅に理論が残るという状態ですから、その後の何日かは、繰り返し読まないと記憶にはなっていきません。

ご同輩の皆様。 税法科目を初めて受験しようとする場合に、一発で合格したければ、私と同じくらいに理論の時間を取った方が良いと思います。

消費税だと大体40題くらいだと思いますから、120時間位は確保したいですね。 覚え込む作業は通勤電車の中だとか昼休みを最大限に使うことになります。

いずれにせよ、時間の枠を意識することが大切だと思います。 計画表をつくっていると本試験の日が近づくにつれ、残された勉強時間がどれくらいあるのか意識できますし、その時間枠の中でやるべき項目を絞り込むという作業が必要になってくると思うのです。

(次回につづく)

NO10

二つ目の目標はテキストを前ページ読むということでした。

結論から言えば出来ていません。 

実際に受験しなかった年を含め、すでに3年間も勉強していたわけですから、テキスト内容にそんなに目新しい項目も無かったと言うことなのでしょう。テキストに殆どマーカーの色も付いてない状況です。

しかし、計算問題をたくさんやることで補ったように思います。

この目標の目的は、項目を網羅すると言うことでした。 誰もが出来ない問題はさしてやる必要がありません。 1割に入ると言うことは、ある項目を1割の受験生が解けて、自分が解けないと言うことになると、これは絶対的なハンデになる。

ある項目をミスするとそれに関連する以後の項目の点数が取れないということになりますから、法人税や所得税よりもミスの影響度が大きいという科目です。

特に課税の対象、免税、非課税の区分を間違えると、課税売上割合を間違うのでかなり致命的です。 この段階で全員が出来なければ、もしくはごくわずかの人しかできないのであればさして問題ないと思いますが、外の人が出来る問題を間違えるわけにはいかないのです。

そういった意味で基本問題をきちんと押さえておくということが必要です。

たった一つの間違いで、一年間の受験生活を棒に振ってしまうと言うことが簡単に起こってしまうのです。 今年私が受験した住民税もそんなところがある科目だと思いますが、その他の科目もそうなのでしょうかね。

いずれにせよ、合格するために最低やっておくべき事というのが、基本事項をもれなく押さえると言うことだと思います。 誰でもが目に留めるチャンスのあるテキストの中身は、1割の中に入るような押さえ方をするべきでしょうね。

初めてその科目を受験する時は、やはりテキストの隅々まで目を通すということはやった方が良いと思います。

まあ、やらなかった者が何を言っても始まりませんから、この項は1回でお終いです。

(次回につづく)

NO11

次の目標は「計算練習テキストは全問3回は繰り返す」でした。

基本問題を確実に解かなければいけないことは前回にお話ししましたが、この事を担保したのがこの繰り返し練習でした。

本試験で気が付いたら計算問題に予想以上に時間を使ってしまっていたということがたびたびありました。

私は解答順序を理論問題→計算問題→理論問題としています。この頃は理論問題を配点に応じた時間だけ書くと言うことにしています。

例えば、配点が25点だったら25分だけ書く。 つまり、開始から25分経ったら、知っていることを全部掛けていなくても、計算問題に移ることにしています。

消費税の場合、計算問題に変動が出てくるとどれだけ時間が掛かるか分かりません。 まあ、どの科目も一緒なのですが、簡単な問題をどれくらい早く処理できるかが合否の分かれ目なのではないでしょうか。

理解していると言うことと、早く解けるということは一緒ではありません。 受験一年目なら多分練習問題をやらないと理解できないので、なんとか全問解こうとするでしょうが、2年目、3年目になると「うん、この項目は理解しているし、勉強時間も無いことだから、パスしてしまえ」ということに成りがちでした。

その轍を踏まないためにも、必ず、分かっていても3回は繰り返すと言うことをしました。 易しい問題は目をつぶっていても出来る(実際にはそんなことはないですが)ほどに仕上げていく、このために繰り返しました。

(次回につづく)


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