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2010-12-25 Invictus-負けざる者たち [雑感]

WOWOWでやっていたので見てみました。

舞台となったのは1995年の南アフリカ。 アパルトヘイトの時代に君臨した白人をも受け入れて国民を統合していこうとマンデラ大統領が腐心する中、ラクビーのワールドカップが開催され、南アのチームが見事優勝することによって国民が白人も黒人もなく一体となった過程を、大統領とチームキャプテンのフランソワを絡ませて描いています。


映像でしか見たことのないマンデラ大統領について私は力強いイメージを持っていなかったので、モーガンフリーマンがどのように演じるのか興味を持ってみましたが、少し肩を内側に向けて長い監獄生活で疲れ果てたであろう大統領の雰囲気を十分に出し切っていました。


映画のなかで重要な意味を持つのが、イギリスの詩人William Ernest Henleyが書いたInvictus。 

Anne's English Cafe(英語教師の出直し英会話) さんのブログを引用させてもらうと次のような訳です

<INVICTUS>
Out of the night that covers me,  私を覆う漆黒の夜
Black as the pit from pole to pole,  鉄格子にひそむ奈落の闇の中から
I thank whatever gods may be  私はありとあらゆる神に感謝する
For my unconquerable soul.  我が魂が不屈のものであることを

In the fell clutch of circumstance  無残な状況に置かれていても
I have not winced nor cried aloud.  私はひるむことなく大声で叫ぶこともしてきていない
Under the bludgeonings of chance  運命にうちのめされても
My head is bloody, but unbowed.      血まみれになっても、決して屈服はしない

Beyond this place of wrath and tears  激しいいかりと涙の彼方に
Looms but the Horror of the shade,  恐ろしい死の恐怖が浮かび上がる
And yet the menace of the years  長きにわたる脅しをうけてなお
Finds and shall find me unafraid.  私は何ひとつ恐れはしない

It matters not how strait the gate,  門がいかに狭かろうと
How charged with punishments the scroll, いかなる罰に苦しめられようとかまわない
I am the master of my fate:        我が運命を決めるのはわれなり
I am the captain of my soul.       我が魂を制するのはわれなり



映画の内容を知ってこれを読むと、外形から受けるマンデラ大統領の弱い印象とは裏腹に、その精神の不屈なる様をまざまざと見せつけられるようです。 人間の強さと崇高さは困難の時にこそ高められるということに気づかされます。


クリントイーストウッド監督ですね。 ローハイドのロディやダーティーハリーのキャラハン刑事のイメージが強くて、こんな社会派映画を撮るなんて想像できなかったのですが、実にいい映画を連発しています。 見逃した映画も多く、ビデオでしか見られないのは残念ですが、暇を見つけて見てみたいと思っています。





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