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2010-02-24 アジアンオープンダンス選手権 [ダンスの話]

日曜日に日本武道館で行われたアジアンオープンダンス選手権に行ってきました。 景気が悪いということなのか、入場者数が昨年よりもかなり落ちているようでした。 アリーナ席はまあまあ満席というところでしたが、1階席には空席もかなりあって、世界のトッププロフェッショナルが来ている大会としてはちょっと寂しい気がしました。

この大会は、トッププロが活動するヨーロッパやアメリカからは遠く離れたアジアでの大会ではありますが、殆どの選手が参加するし、踊りについても白熱した戦いが繰り広げられるので、楽しみにしている競技会のひとつでもあります。

復活したミルコが来るのではないかと期待されましたが、結局来ませんでしたし、ラテンチャンピオンのマリトースキー組もジョアンが体調不良で来日できず、参加取りやめになってしまったことが残念でした。

スタンダードの結果は順当な所だったのでしょうが、優勝したアルナスの踊りは淡々としていて私にとってはあまり魅力的ではありませんでした。 むしろ3位だったソアレの方が自分のスタイルをきちんと主張していて、躍動感がある踊りの様に思えました。 拮抗したライバルが居るという状況であればもう少しおもしろいのでしょうが、全体的にちょっと小粒の様な気がします。

ラテンもマリトースキー組が居なかったので、コッキ組の優勝は順当と言うところでしょう。 フランコ・フォルミカがパートナーを替えてから時間も経ち本来の実力を示しだしたように思いました。 これからは3組で熾烈な戦いが行われることを楽しみにしたいと思います。

残念だったのはクリクリヴィーです。 なかなかパートナーが定まらず時間が経ってしまって成績を残せなくなり、この試合でも昔の様なオーラを感じることはありませんでした。 アマチュアのチャンピオンだったころは将来間違いなくプロの世界でもチャンピオンになると思っていましたが、ジョアン・ルーニスとパートナーシップを解消してからは、その輝きも失ってしまったようです。 

日本人選手は上位24組に、スタンダードは白石組、ラテンは瀬古組しか残らず、他のアジアの国に比べても見劣りします。 田中・アデール組を最後にここずっと決勝に残るような世界トップクラスのプロ選手を輩出できていません。 このままではダンス人気も衰えてきてしまうのではないかと案じています。 プロ団体はお互いが切磋琢磨する訳でもなく、自分の島での安泰を計っているだけでは先は望めないでしょう。 なんとか選手を強化していく道を見つけて欲しいと思います。
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