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税理士試験奮闘記19-計算問題のミスをどうする [税理士試験]

計算問題の単純ミスといえば、もちろん電卓ミスに始まって、転記ミス、問題文の読み落としというところでしょうか。

電卓のミスは大体気が付きますね。 キーをたたいている時に何か違ったというのは分かるはずです。その時は入れ直す。 しかし、検算をしている暇はないので桁数が想定よりも大きかったり小さかったりしないかとか、下一桁はあっているか位の検証をしました。

計算ミスは100回に1回くらいであまり問題でなかったのですが、私の場合は転記ミスが酷かった。違う項目の数字を持ってきたり、数字が入れ替わったりしました。

これまで合格した簿財所についてはこんな記憶が余りないのですが、その時はもっと集中力があったのでしょうね。 これも年齢のせいなのでしょうか。

 

となげいていても仕方がありません。 そこでやったのが指差しです。 問題文の数値を指さしながら仮計表に転記していきました。 これは効果があったと思います。

もうひとつ、仮計表から解答用紙に書き写していくわけですが、計算は仮計の数値を計算しました。書き写して転記ミスする可能性があるわけですから、元の仮計表の数値で電卓を入れた方が良いですよね。

知らない問題が出されてそれが解けなくて、不合格になったのだったらこれは仕方がない。でも、単純なミスで点数が足りなかった場合(本当にそうだったのかどうかは分りませんが)は悔いが残ります。

(次回につづく)

 


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税理士試験奮闘記18-消費税法基本通達 [税理士試験]

立てた目標のなかで一番無謀だったのは、基本通達を全部読むことでした。 

合格のためには1割の受験生しかやらないことをやる。 この一つとして通達を押さえようとしたのです。 消費税は取引の区分が全てといっても良いと思います。 この判定が瞬時にできなければ、どうしても時間が足りなくなる。

私は仮計表作成派でした。 これだと与えられた問題を順番に処理していくことができるので、問題文の読み落としミスが多かった私は時間がかかってもこの方法をとるしかなかった。

そこで、処理する時間を短縮する道を模索したのです。 もちろんテキストにも通達が載せられてはいますが、逐条解説を読むことによってもう一段理解を深めようと思いました。

この目標については半分も出来なかったと言っていいでしょう。 ただ、課税、非課税、免税については殆ど網羅しました。

それでも、当然知らない処理が出てきます。 そんなときはやはり原則に立ち返って判定することがひつようですね。

1.国内取引
2.事業性
3.対価性
4.資産の譲渡等

要件を勝手に縮めていますが、この4つに該当しているのかどうか。 またそれぞれに該当するとはどういうことなのか。 ここを理解することが一番肝心ですよね。

この目標が役に立ったかといえば、そうでないとも言えます。 ただテキストにないことも少しは知っているという優越感みたいなものも必要だと思うのです。

テキストを100%押さえている人は1割もいないと思いますが、他の専門学校では取り扱っているという項目が出題された時は、ちょっとハンディを抱えてしまいますよね。

そんな意味で通達くらいは押さえておこうと思ったのです。

(次回につづく)

 


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税理士試験奮闘記17 [税理士試験]

もちろん合格圏内をずっと維持している方がいいとは思いますが、それが最終目標ではないのでテストの結果が悪くても気にする必要はないとおもいます。 あくまでもターゲットは本試験なのですから。

8番目に挙げた「もう後がない。絶対パスするという意思をつらぬく」という目標が気持ちを後押ししてくれました。本試験までにやることをやる。 この意思が大切だと思うのです。 最後のテストから本試験まで2~3週間は空きますので、その期間が一番大切です。 いたずらに焦ることなく、自分が本試験レベルに達してるという確信を持てるように、勉強時間を配分することが大切です。

テストの大切なところは間違えたところを確実にやれるようにするという一点だとおもいます。 むしろたくさん間違えている方がいいかもしれません。点数を気にすると取れた取れないということが重要で中身の見直しがルーズになることがおうおうにして起こります。

私の消費税の2回の失敗は、この点が一番大きかったと思います。 テストを2回3回と復習しても何点とれたかということに気がいって、つまりこれくらい取れていればまあ合格圏内かとか、何度やっても点数が上がっていかないなあとか。 点数の現象面だけにとらわれていたように思います。

6月までに理論の網羅と基礎計算力をどの位高められるか。 その力が蓄えられていれば決して順位なんかは問題無いと思います。 私にも経験がありますが、複数科目をやられている方は往々にして間近になると弱い方の科目に力を入れるということがありませんか? 合格ラインに入っていると思うとちょっと油断してしまう。 その隙をつかれてしまうというような失敗を私もしています。

税理士試験は長期間勉強しなければいけないところは長距離走に似ています。 しかしラストスパートは42kmを走って残った体力とスピードではなく、400m走くらいの勢いがなくてはいけません。ゴールを走り抜ける勢いが必要だと思うのです。

発表の日から暫くして講師から電話がかかってきました。 「テストの結果はどうでしたか? え!合格した。本当ですか?」 講師もきっと期待はしていなかったでしょう。 でも本試験はそんなものです。

受験すると決めたからには絶対に諦めてはいけないのです。 私の成績と結果をみれば皆さんも自信が湧くでしょう。 

(次回につづく)


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税理士試験奮闘記16 [税理士試験]

次の話は模擬テストの結果についてです。

どの程度の信憑性があるのかわかりませんが、学校では30%位が合格の目安だといわれます。わたしは簿財は全くの独学で専門学校の模擬テストを受けたことがありません。 所得税に合格した年は直前期のテストだけ受けました。 もっとも所得税は平成2年に合格したのでその時の事を明確には覚えてはいませんが、良い成績であった覚えはありません。

消費税も良い成績ではありませんでした。ちなみに直前期のテストの結果は以下のとおりです。

第4回実力判定模試 65点(平均点71.8点) 1,311位/1,868人中
全国統一模試    49点(平均点51.7点) 1,192位/1,984人中
第1回直前予想   64点(平均点57.3点)   557位/1,553人中
第2回直前予想   59点(平均点52.0点)   410位/1,270人中

1回も安全圏なんかに入ってはいません。6月のはじめ頃に行われた実力判定の順位だけをみれば、余すところ2ヶ月で今年もだめかと思っても当然の順位です。 でも私にはある種の確信がありました。 着実に自分の実力は上がってきている。 

テストの点数には現れていないけれども理論も計画通りに暗記できているし、個別の計算問題についての理解と練習は進んでいる。 あと2ヶ月もあれば総合問題を解き進めていく中できっと合格レベルに達することができると思っていました。

ただ、その裏付けもあったのです。 実は合格ラインとの差は理論問題にあったのです。 個別理論は押さえているものの応用理論で問題の取り違えをしていたことから大きく点数を落としていたので、最後の1月間で応用問題の柱上げの練習を目標としました。 それに少しずつではありますが順位も着実に上がっていきました。

課題が見えている時は勉強も進むものですよね。

(次回につづく)

 


 


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税理士試験奮闘記15-住民税の理論 [税理士試験]

前回に引き続き、理論の暗記についてお話ししますが、今回消費税の話はお休みです。

今年は住民税を受験したわけですが、いまのところ結果待ちというところで9月に入ってからも勉強について何のアクションもしていません。気持ちとしては合否半々と言うところで、だめだったら来年も住民税を受験することになると思うので年が明けてから始動することにします。

ところで、初めての住民税でしたから理論の暗記も34題まるまる覚えなくてないけなくて、ちょっと大変でした。 初めて手掛ける理論は3時間くらい掛かると踏んでいたのですが、年をとったせいでしょうかそれでは終わらないのです。 覚えたと思ってもつい2,3日経つと全然入っていなくて、えーー頭悪うー、こんなハズじゃなかったのにと思ってしまいました。

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税理士試験奮闘記8~11 [税理士試験]

NO8

前回の計画表の解説です。

緑色が理論、薄いブルーは計算問題。 グレーは仕事とその他の私生活。  毎週同じパターンになっていて、これを全部やれば25時間くらいにはなります。

この予定枠のなかに、長くても一週間先まで、短ければ2日分の計画を赤字でやる項目を書き入れるのです。 

もちろん予め予定表が全部埋まっているというわけではありません。 そんなに細かに計画したってどうせその通りには出来ないのですから。

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税理士試験奮闘記5~7 [税理士試験]

NO5

回想録は暫く置いておいて、昨年合格した消費税法の勉強についてお話しすることにします。

消費税の勉強は平成14年から始めています。 ただこの年は法人税法を受験しようとしたため、重みに耐えかねて6月くらいに断念しました。実際に受験して不合格となったのは、平成15年、平成17年の二回で、三回目の受験で合格したことになります。

不合格の失敗談もなかなか興味のわくところですが、それについては後日にします。

平成18年受験に臨むあたり感じたこと、決めたことは次のようなことでした。

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税理士試験奮闘記14-消費税の理論 [税理士試験]

☆~3回目で合格した消費税の受験体験記~♪

理論を覚える時もエクセルの表が活躍しました。

 

 暗記作業をやったものは印をつけて、間隔が開いたものや覚え切れていないものを優先して回すと言うことをしました。こうやって実績をつけていくことで漏れが無いように出来ますし、やってるいるなという実感もわいてきます。 反対に全然出来でないじゃんと落ち込むことにもなるのですけれどね。

覚えきれなかったのは「価格の表示」と「措特法における免税」の2題だけでした。 まったく手をつけてないと言うわけではありません。 まあでたとしても、配点が大きいとは思えませんでしたから、ちょっとさぼってしまいました。

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税理士試験奮闘記13-消費税の理論 [税理士試験]

☆~3回目で合格した消費税の受験体験記~♪

4番目の目標は理論テキストは全部押さえるでした。

理論問題は覚えていないものが出されたらその場でお終いです。学校によって理論テキストに載せている項目は違うと思いますが、全部の学校で載せていないものはどうでも良いです。

1割の人も出来ないような問題であれば、なんとか隙間に潜り込む事も出来るでしょう。

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税理士試験奮闘記1~4 [税理士試験]

No1

このブログでは、ダンス関係を中心に書いて行こうと思っていたのですが、9月が近づいて来年の税理士試験受験セミナーの案内が届いたことをきっかけとして、私の奮闘記をご紹介するのも悪くないと思って、始めることにします。

合格科目は S57年簿記論、S59年財務諸表論、H2年所得税法、H18年消費税法です。お気づきのように、最初に簿記論をとってから、既に25年も経っています。長年受験をしている方には、共に苦労を分かち合いたいと思いますし、諦めなければ何時かは合格できるという励ましになればと思います。

しかし、そう簡単に取れる資格でもないということも、厳しい現実として受け止める必要があります。 社会人として仕事を持ち、ましてや家族がいるということになると、勉強の時間が限られてくるわけですから、ただ、だらだらと続けても合格は覚束ないこと間違いはありません。

私は確率理論を知りませんけれども、税法科目は合格率が10%前後ですから、最終合格率はせいぜい5%前後というところなのでしょう。 税理士を目指す100人の人のうち95人は退場してしまうのですから、5%に必ず入るという強い意志と覚悟が必要だということです。

最善の努力をしてみたけれども合格できないという人は、早く断念した方が良いです。受験勉強は半端な時間ではありませんし、その時間が無駄になるようであれば違う道を目指した方が徳だと思うのです。

さて、本題に移っていきましょう。

私は、実は最初から税理士試験を目指した訳ではありません。 高校を卒業後、一年間浪人生活をしましたが大学に行くことができず、これからどうやって生きていこうかと考えていたところ、丁度その年は大阪万博の年で航空会社が事業拡大に走っていた頃で、空港現場の中途採用募集があったことから、かなりの倍率であった試験をパスして某航空会社に勤めることになりました。

なかなか、格好いいですね。

元来飛行機が好きでしたから、この仕事に就けたことで大満足でした。 しかし、何年か経つと40才ぐらいになった時に何をしているのかと、ふと不安になったのです。 空港の現場の仕事は毎日が完結で、その日が終わればケセラセラ。 でも大した職務経験も知識も積み上げる事ができないのです。

高卒の私には武器がない。 

そこで、自分への投資として簿記と英語とコンピュータを勉強しようと決めました。手始めが簿記だったのです。普通高校出身だった私がなんで簿記を選択したのか全然覚えていませんが、多分通信教育で始められるものをと思ったのでしょう。通信教育で簿記3級から始めました。 合格するのに確か簿記3級は3ヶ月、簿記2級は6ヶ月掛かったと思います。

記憶が定かでないのですが、当時簿記1級の通信教育はなかったと思うのです。 いずれにせよ、ここから独学が始まりました。テキストを買ってきて問題集を解いて、会計学については財務諸表論の本を読んだと思います。 日商簿記1級に合格するのに2年掛かりました。

空港の現場勤めが9年になっていましたから、営業職への配転を希望する、将来は財務関係の仕事に就きたいとの希望を出すと、1級を取ったこともあったのでしょうが、経理部の資金運用を取り扱う部署にに配属されることになったのです。昭和54年3月の事でした。

この時は、まだまだ税理士試験など考えてもいませんでした。

(次回につづく)

NO2

経理部に異動してから1年間は、仕事に慣れるのに必死でした。 なにせ昨日まで随分長いこと現場でその日暮らしをしてきた者にとって、方針や企画を立案するということに考えも及びませんから、それはそれは面食らう毎日だったのです。

経理部所属といっても、資金を取り扱う担当ですからいわゆる経理知識は余り必要ないのです。 そうして一年チョットが過ぎました。

それから、経理部の中で会計課に移りました。 ここは財務諸表を作成するところです。といっても、移って暫くは固定資産管理の担当でしたから、まだメインの仕事はしていません。 しかしこのころから、決算書の一部を作成するようになりました。

この辺から、本格的に制度会計の知識が業務の上でも必要になってきました。もちろん日商簿記の1級を取っていたわけですからそれなりの知識はあったわけですが、きちんと勉強し直そうと思ったのです。

そして、勉強できたかどうかの判定基準として税理士試験に挑戦してみようと考えたのです。 昭和56年の秋ぐらいだったと思います。

今はどうか知りませんが、経理部というところは、決算を行う3月から財務諸表を提出する6月まで死ぬほど忙しい時期です。 ここの所で十分な勉強時間が取れないのは、なかなか厳しいと思うのですが、昭和57年、簿記と財表を受けて、簿記に合格することができました。

日商1級と簿記論のレベルはそれほど違わなかったように思います。 この時も全く独学でした。 問題集を繰り返し繰り返し解いた覚えがあります。

簿記論は理屈ではない。 以下に練習問題をこなしたかが合否の分かれ目だと思います。 といっても25年も前のことですから当を得ているのかどうか分かりません。いずれにせよ解きまくりました。

解き終わったページの下の方にマーカーで印を付けていくのです。二回目に解き終わるとつけたマーカーの上に違う色でマークしていきます。 そうして、ここまでやったんだ。ということを励みに勉強しました。

こうやって、税理士試験の受験生活が始まったのです。

(次回につづく)

NO3

人間にとって長期にわたって努力し続けることは相当に苦痛だと思うのです。しかし、一年目の受験が上手く行って私は意気揚々でした。まだまだこの頃は、ある意味で言えば怖いもの知らずでした。

会計科目を合格するのに大変だった覚えがないのです。でも、2年目は合格していません。もっと後になると受験しなかった年もかなりありますが、最初の方は毎年受験しているはずです。

1級の力を過信したのでしょうか? 1科目めを比較的簡単にパスしたので、合格レベルを低く見てしまったのでしょうか?

1年目に2科目も勉強してちょっと疲れてしまい、一休みしたのかもしれません。

ただ、試験委員の書いた財務諸表論の本がぼろぼろになっていたのだけは覚えています。きっと2年間で読み込んだのでしょうね。 簿記の計算問題集と同様、繰り返し繰り返し読んでいます。

受験専門校の理論テキストや計算問題集も売り出されてはいなかったと思います。市販されている理論問題集が1冊か2冊ぐらいしかなくて、あとは税経セミナーとか会計人コースの問題を解いていたんだと思います。

今も昔も合格率はほとんど変わっていないと思いますが、試験のレベルは昔の方が易しかったのでしょうね。独学でも何とかなったのですから。

独学で大変なのは、回り道をしてしまうことです。 どこが重要ポイントで、どの範囲までやればいいのかさっぱり分からないのですから。

企業会計原則は当然、連続意見書、計算書類規則、財表基準など相当に読み込んだ記憶があります。

ウィークデイは仕事が忙しいので、なかなか時間を取ることが難しいのですが、夜10時までに帰れば30分でも勉強しようと心がけました。 体力も集中力もありましたし、土日は1日12時間くらい勉強するもの平気でした。

今ではわたしのプライベートな時間の大半を占める社交ダンスの活動も、この時はまだ始めたばかりでしたし工夫すればなんとか勉強時間を確保することができたのです。

当時の記録が残っていませんからはっきりとしたことは分かりませんが、苦労した覚えがない割には結構勉強していたのかもしれません。

この時はまだ税理士になることが目的ではなく、勉強できたかできなかったのかの判定基準としての試験だったからです。いわば趣味みたいなものでしたから苦痛を感じることなくやれたのかも知れません。

そんなこんなで、受験生活の2年目と3年目が過ぎていきました。

(次回に続く)

NO4

結果としては、S59年に財務諸表を合格しているのですが、今思えばとても不思議な気がします。

当初固定資産管理から始まった会計課の職務も57年度、つまり昭和58年3月期の法人税の申告書は私が作成しています。 ということは申告書を書く位の勉強は職務の中で行ったということなのでしょう。

最終的には税理士に点検をしてもらうのですが、会計課職務歴わずか3年、しかもその内半分は固定資産管理を担当していた人間に申告書を書かせるのですから、今思えば随分乱暴なことをしていましたね、この会社は。

でも、社費で税務協会かなんかが主催する夜間の税務講座に通わせて貰った記憶がありますから、それなりのサポートもあったんだと思います。 夜6時過ぎから2時間くらいで20回から30回の講座だったように思います。 講義が終わってから事務所に戻って仕事をすることもしょっちゅうでした。

経理部最後の年となる昭和59年は経理部時代でも一番に忙しい年でした。当時の私の担当は税務と英文財務諸表の作成がメインでした。

通常の決算・申告作業に加え、7月一杯まで英文財務諸表の作成作業をしました。 毎晩のように夜中に帰って、休日出勤こそ無かったものの、休みの日によく居眠っていたのを覚えています。

それでも2年間の蓄積があったからなのでしょうか。見事合格していました。こんなに忙しかった年なのにと思う反面、忙しかったからこそ、少しの時間も惜しんで勉強したのだと思います。

仕事が滅茶苦茶忙しかったのは覚えていますが、勉強した記憶がないのです。きっと細切れの勉強スタイルだったので印象がないのでしょう。

仕事を持ちながら、受験する厳しさを味わうのはもっと後の事になりますが、仕事をしながら合格するためには自分の確保できる勉強時間の範囲内で受験するということなのでしょう。

資格を取りたい時は、気持ちがはやってついつい複数科目を受験したくなるのですが、この時は、財表一本だけだったので何とかなったのだと思います。

この年の秋、飛行機の部品の会計処理をする部署に異動しました。ここから暫く受験活動が停滞することになるのです。

(次回につづく)


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